【ポリファーマシー】多剤服用のリスク

東京都文京区の本郷 整体しの原です。野口整体・井本整体がベースの整体で健康な体作りのお手伝いをしています。今回の記事は薬を大量に服用されていたお客様のお話です。

ポリファーマシーとは、複数の薬を服用している状態のことです。特に高齢者に多く見られるそうです。ポリファーマシーには副作用が増えるリスクや、異なる薬を組み合わせた時に予想外の反応が起こる可能性があるのでけっこう怖いことだと思っています。

お客様にも多くの薬を服用されている方がいらっしゃいます。ある方は12種類もの薬を日常的に服用されていました。

血圧の薬から始まって、お腹が痛ければ腹痛の薬、便秘になれば便秘の薬を追加さ れる…という具合に症状を訴えるたびに薬が増え続け、20年の間に12種類もの薬を 飲むようになったそうです。

お話を伺ってとても心配になりましたが医師ではないので「薬を飲まないほうが良い」とはハッキリ言えません。ただ、多数の薬の服用は明らかにリスクが伴うので、それとなくお話をしたことはありました。

先日、その方が急に予約をキャンセルされました。翌月に来院された際に、「実は意識を失って倒れて入院していました」と言われました。救急隊員には「服用している薬が原因の可能性が高いからこの飲まないように」と特定の薬を指摘されたそうです。

ところが、その話を病院の先生に伝えても何の反応もなく、また同じ薬が再度処方されたそうです。これにはお客様も驚いて病院を変えられました。

新しい病院に変 わると薬の量は1種類になり、薬を減らしたことによる体調の変化は何も起きていないそうです。腎臟を悪くしたのも多量の薬が原因の可能性が高いとのことでした。似たようなお話は 他のお客様からも聞いたことがあります。

このお客様は倒れて入院するほどの大事になってしまいましたが、病院を変えて薬を減らして今は調子が良いそうで安心しました。6錠以上の薬を日常的に服用されている方は要注意だそうです。

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