「肩甲骨の体操」の目的と効果

体操の目的

体操の目的は肩甲骨を本来の位置に戻すことです。

肩甲骨の位置がゆがむと様々な症状が現れるし姿勢もゆがみます。

体操の効果

  • 呼吸器を強くする
  • 上肢(指・手・腕)の疲労、痛みの改善
  • 睡眠障害の改善
  • 姿勢の改善
  • 手先の冷えの改善

こんな人におすすめ

  • デスクワークでパソコン、タブレットを長時間使う人
  • 介護士、美容師、調理師、ミュージシャン、職人など手を酷使する人
  • 子どもを抱えることが多い人
  • 疲れやすい人
  • 落ち込みやすい人
  • 呼吸が浅い人
  • 眠れない、眠りが浅い人
  • 猫背、巻肩の人
  • 冷え性

体操の手順

  1. 足は腰幅、前に重心をかける
  2. 肘を体の鳩尾の前に動かす。
  3. 肘を水平に体の真横まで開く。
  4. 前腕を垂直に上げる
  5. 手のひらを外に向ける
  6. 反対の腕も1〜4の動作で同じ形を作る。
  7. 少しあごをあげて肩の力を抜く。
  8. 前腕を後ろに倒す
  9. 肘を上げて斜め後ろに下す動作を数回繰り返す。
  10. 手のひらを上に向けながら肘を伸ばす。
  11. 自然に止まるところまで斜め後ろ方向に下す。
  12. 指先方向に手を伸ばす動作を数回繰り返す。
  13. 力をゆるめて呼吸が深く入ったら終了。

ちょっと手順が複雑なので、はじめは動きの順番だけ覚えてください。

順番を覚えてから動かし方のポイントを覚えた方が覚えやすいです。

動画を見た方が動きが分かりやすいので、ぜひ参考にして下さい。

動きの意味を理解する

体操の動きの意味とポイントを解説します。

動きの意味がわかると体の動かし方が分かります。

工程が多いので、

①立ち方
②形作り
③力を集める動き
④仕上げの動き

の4つに分けました。

①立ち方

はじめに立ち方の説明をします。

整体の体操は立ち方が重要です。

立ち方が悪いと関係ないところに力が入ったり、大事なところの力が抜けたりして体操の効果が半減してしまいます。

⒈足は腰幅に開く

足幅は腰の幅程度に開きます。

足幅が狭すぎると不安定でバランスを崩しやすいし、広すぎると上腹部に力が入ります。

安定してて力まない幅がちょうど良い足幅です。

⒉重心は少し前側

重心は前側、足の甲の真ん中あたりに落とします。

かかと重心になると腰の力が抜けて上半身が力みやすくなるからです。

前にかけすぎても力むから、ちょっと下腹とか腰に力が入る感じです。

②形を作る

次は形作りの説明です。

  1. 肘を鳩尾の前に動かす。
  2. 肘を水平に体の真横まで開く。
  3. 前腕を垂直に上げる
  4. 手のひらを外に向ける
  5. 反対の腕も1〜4の動作で同じ形を作る。

肩甲骨の位置を中心に寄せる

1の肘を鳩尾の前まで動かす動作で肩甲骨が外に引っ張られてゆるみます。

そして2の肘を水平に体の真横まで開く動作でゆるんだ肩甲骨を体の中心に寄せます。

1の動作で硬直をゆるめてから2の動作で中心に寄せることで無理なく肩甲骨を動かすことができる。

3の前腕を立て、4の手のひらを外に向ける動作で関節を固定します。

5.反対の手も1〜4と同じ動きで同じ形を作ります。

6.これで基本の形が完成。この時に肩首に力が入ることが多い。

少し肩を下げて、少しだけ視線を上に向けてアゴを上げると肩、首の周辺の力がゆるみます。


力を集める動き

肩甲骨の下の角に力を集める方法の解説。

⒈テコを効かせて力を集める

肘を固定して前腕を後ろに傾けると、テコの作用で肩甲骨の下に力が集まります。

上腕(二の腕)と肘が動くと力が逃げてしまうので上腕と肘を動かさない、軸が安定していることが動作のポイントです。

この動きだけでも肩甲骨の硬直がゆるみます。

ここで肩甲骨の下の角に集めた力が最後まで抜けないように、前腕の角度をキープするのが体操のポイントです。

⒉動かしてもっと力を集める

肩甲骨の下の角にさらに力を集めるために、肘を動かします。

小さく上げて、小さく斜め下後ろに下ろす。 

充分力が集めるまで5〜6回くらい繰り返します。

動かす幅は1cm程度。

速度はゆっくり。

大きい動き、早い動きは力が抜けてしまうからです。

④仕上げの動き

集めた力が抜けないように気をつけつつ、手のひらを上に向けながら肘を伸ばし、

斜め後ろに腕を下ろします。

自然に止まるところで止めて指先方向に手を伸ばす。

小さく左右交互に2、3回繰り返したら力をゆるめます。

深い呼吸が入ったら終了です。

以上が体操の手順とポイントです。

上手く決まると深い呼吸が入ります。

血流が良くなって手先がジンジンして真っ赤になります。

体の感覚が敏感になる

整体の体操は繊細な動作をするので、自分の体に意識を向けるようになります。

体に意識を向けることで体の変化に敏感になり、異常に気が付きやすくなります。

自然治癒力とは異常に対しての反応だから、体が敏感になれば自然治癒力が高くなります。

体操教室のご案内

整体しの原では少人数の体操教室と、整体操法を受けられた方に体操の指導をしています。

動画と文章で基本的な体操の仕組みを解説しましたが、

体の動かし方には個人の癖があるし体の形も違うから、一人一人に合わせた指導が必要です。

体操にご興味のある方はお気軽にご相談、ご参加下さい。