末端に意識が集まると姿勢が悪くなる
指先に意識が集中すると、体の中心の意識が抜けるから姿勢が悪くなります。
パソコンやスマートフォンだけでなく、縫い物や編み物の様な細かい作業をする時も、同じです。
「末端=指先」に意識が集中しすぎると、「中心=体幹」の意識、姿勢を維持することを忘れてしまいます。
つまり、末端に意識が集中して、中心の意識が抜けるとき、姿勢が悪くなるのです。
字を書くときは姿勢を気をつけるように昔から言われるのはそのためだと思います。
姿勢は体軸のコントロール
姿勢は自分の体軸のバランスをコントロールする意識です。「意識」は「氣の流れ」と言うこともできます。
腹筋や背筋など筋肉を気にする人が多いけど、筋肉をつけても姿勢を維持する意識がなければ姿勢は良くならないし、筋肉を意識する、腹筋や背筋に力を入れて姿勢を維持しようとすると体が強張るし、疲れてしまうので長時間維持することはできません。
姿勢を改善するときは重心とフレームを意識する
姿勢を意識するときは、頭と足元、肩と腰を意識すると改善できます。
骨や筋肉そのものを直接意識するのではなく、重心の位置や、先端と末端の位置関係、周りのフレームを意識する方が効果的です。
姿勢は全体のバランスです。関節や筋肉の部位を意識するだけでは改善できません。
腰が曲がっているから腰を鍛えるとか、ストレートネックだから首のストレッチをするとか、そのときはゆるんだり血行が良くなるから変わった気になるかもしれませんが、根本的な問題の改善にはなりません。
自分の体に意識を向ける整体操法
整体操法には体を敏感にする効果があります。
敏感な体は、自分の体に意識が通っている、異常をキャッチできる体です。
姿勢が悪くなっていることに気がついたり、負荷がかかっていることがわかるようになります。
整体操法は全身をお調べしてバランスを調整する施術をします。
必要なところに必要なだけ、最低限の刺激でお体を整えます。
強い刺激をたくさん受けていると体は少しずつ鈍くなっていきます。
姿勢のこと、慢性的な不調でお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。