木工科の友達のこと

ぼくは整体の勉強を始める前に職業訓練校の木工科に1年間通っていました。
その時の友達が木工で開業をするとの連絡をくれました。
数年前に彼が高知に移住する前に木工家の時の仲間数人で飲みにいって以来会っていないのだけど嬉しい知らせでした。

彼は酒と音楽が大好きでのんびりしているから自分で開業するとは思っていませんでした。
当時の友人で連絡を取り合っている人はすでに木工から離れている人も何人もいます。
木工の仕事は薄給だしキツくて危険な仕事です。
ぼくは刃物を研ぐ技術と手でモノを作る仕事に興味があって訓練校に行ったのだけど、
仕事にできるほどの技術を身につけるには長い年月がかかることを改めて知り、
だから木工の仕事は機械化が進んでいて手加工の場面は少なくなっていることも知りました。
それは木工にかぎらずどのジャンルでも人の手で物を作る仕事は減り続けていて、社会全体の流れなわけですが。

ぼくは機械の扱いには興味が持てなくて木工の仕事は自分には難しいなあと思っていた時に、友人に誘われて参加した井本整体の練習会に参加したのがきっかけで整体の道に進むことにしました。

ちょうどそのころ母が癌で亡くなって、開業する友人もお父さんが癌で闘病していて、そういえばそんな話をしたことも思い出しました。

あれからもう7年も過ぎたなんて信じられないな。
彼の奥様は野口声帯の勉強をしているらしいので来年は高知に遊びに行って整体の話もしてみたい。
2月に開業して8ヶ月が過ぎました。今年もあとわずかです。


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