整体室ではパブロ・カザルスのバッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)をかけています。
開業したらこれをかけようと決めていました。
浜田先生がマイスキーのチェロをかけていたのを聞いて自分はカザルスにしようと思ったのです。
カザルスは随分前にテレビで見て知りました。
確かテレビ東京の番組だったと思うのだけど、スペインの偉大な三人のパブロを紹介する番組でした。
パブロ・ピカソ、パブロ・カザルス、もう一人は忘れてしまいましたが、
絵描きのぼくはピカソが好きだから番組を見ていたのですが、
カザルスのチェロに衝撃を受けてすぐにCDを買いに行きました。（整体室でかけているのはApple Musicです。）
あの時たまたまテレビで知ったカザルスが整体に繋がるなんてなんて運命なんだろ、
整体にぴったりの素晴らしい音楽を自分で発見した気になっていたのですが、
野口整体の本を読んでいたら野口晴哉がカザルスについて書いた文章を見つけました。
整体の本家はカザルスを聞いていたんですね。
ぼくはクラシックのことは全然知らないからカザルスが有名であることすら知りませんでした。
本家と同じところに目をつけたのは嬉しいような、
でも真似しているみたいだし、ベタベタな王道なのでちょっと微妙な気分です。
整体室に流す音楽は他にもいろいろ探したのですが、これ以上のものは自分では見つからなかったし
改めて探す気持ちにもならないのでこのままやっていこうと思います。
伝統の整体ではあるけれど、時代にあったスタイルにしたいからエレクトロニカはどうだろうと思って
探してみたけれど、全然詳しくないからしっくりくるものは見つけられませんでした。
カザルスは本当に自然に心を落ち着けて施術に集中させてくれるのです。
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