整体修行日記③【整体操法に通って変わった体】

庭の紫陽花と故・点子さん

ぼくが井本整体と出会い、体の不調が改善してから、20年ほどになります。整体操法の勉強を始めて今年でちょうど10年目、文京区本郷で整体院を開業して5年目を迎えました。節目を迎えた今、これまでの整体操法の修行や日々の実践を振り返り、その軌跡を綴ってみようと思います。

ぼく自身、整体操法を受けて健康を取り戻した経験があります。その素晴らしさに惚れ込み、自らも整体師の道へと足を踏み入れました。

この文章では、ぼく自身の体験を通して感じた整体操法の魅力や奥深さをお伝えしていきます。井本整体や野口整体に興味のある方はもちろん、日々の健康管理やセルフケアに関心のある方々にとって、少しでも役立つヒントになれば幸いです。

目次

若返った

※この文章は『整体修行日記②』の続きです。まだお読みでない方は、そちらからどうぞ。

首の痛みが再発してから、月に2回ほどのペースで整体操法を受け始めました。最初の目標は、首の痛みが再発しないように体を整えることでしたが、先生から「何かあった時以外は、もう来なくていいですよ」と言われるまで、7年ほど通い続けました。

通い続けた理由は、体が本当に楽になるからです。

最初は、痛みが和らいだ以外の変化には気づいていませんでした。でも、いつの間にか、大きく開かなかった顎のカクカクがなくなり、魚の目が消え、かかとのガサガサもなくなり、以前のように疲れて寝込むことがまったくなくなったのです。

整体操法を受けることで、自分の体が若返ったように感じました。

ぼくが老化を初めて感じたのは、22歳のとき。それまでは夜眠れば、生まれ変わったように疲れが取れていました。でもその頃から、朝になっても疲れが抜けきらないように感じるようになったのです。「ああ、これが歳を取るってことなんだ」と、生まれたときに持っていたエネルギーを使い切ったような感覚を覚えました。

ところが、整体操法を受け始めてから、再び疲れが残らない体になりました。以前の感覚が戻ってきたのです。

体を整えることは将来への投資

当時のぼくの目標は、死ぬまで作品を作り続けること、そして少しでも良い作品を生み出すことでした。

そのためには、新鮮な感受性が必要だと思っていました。アーティストでもミュージシャンでも、代表作と呼ばれる作品は若いときに生まれることが多いものです。技術は歳とともに磨かれていくものですが、創造の源である感受性は若いときのほうが豊かだと思うのです。

ぼくは、歳を取っても良い作品を作り続けられる人は、感受性が若いと考えています。だから、整体操法で体を整えていれば、若い感受性を維持できると感じました。

疲れを取ることは、老化を防ぐことにもつながります。体は消耗品です。車やパソコンのように、使えば手入れが必要です。人の体も同じように、メンテナンスをしてこそ長持ちするものなのだと思います。

深夜清掃のアルバイトで生活は楽ではなかったけれど、整体で疲れを取ることで、もっと働けるし、作品も作れるから、その出費には十分な価値があると思ったのです。

実際、今のぼくのお客さんの中にも、同じように感じて通ってくださる方がいます。

それまで整体は「無駄な出費」だと思っていたけれど、美術家としての活動を支えるための「必要経費」、そして「将来への投資」だと考えるようになりました。



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