【ゴッズ・アイの籠編みワークショップ】賢治の農学校へ

こんにちは。絵かきで整体指導者の篠原です。東京都文京区本郷で整体しの原を営んでいます。

先日、青梅の賢治の農学校で開催された籠作りワークショップに参加してきまし た。今回は2回目で、前回下ごしらえした葛のつるを使って、ゴッズアイの籠作りをします。「ゴッズ•アイ」はネイティブ・アメリカンの儀式で作られる模様で、子供の誕生や成長を祝う時などに使われる縁起が良いものらしいです。

すごく楽しみにしていたのに、前回用意した材料を一晩水に浸しておくのをすっか り忘れていましたが、予知夢か虫の知らせか、材料を全部忘れてしまう夢を見て夜 中に目が覚めたおかげで、水に浸すことを思い出せました。

賢治の農学校は、東青梅駅からバスで15分、そこから歩いて40分ほどの電波も届かない山の中。自宅の国分寺市も緑が多いけどレベルが違う。子供の頃住んでいた雫石を思い出しました。山の中は空気が綺麗だし自然の中にいるだけで身体がゆるむ し気持ちが安らぎます。都会の生活はやっぱりそれだけで負担があるのだと改めて感じました。

下処理をした葛のツル

今回使用したのはムクゲの剪定枝とクズのつるです。例年扱っていたオオツヅラフジが昨年の猛暑で手に入らなくなったため、今年のワークショップは身近な素材に切り替えて、下準備からすることになりました。ぼくは素材の扱いから学びたかったから願ったりかなったりです。

ゴッズアイの籠作りの技法はすごくシンプル。素材は枝とツルだけ。道具はハサミと霧吹きがあればいい。簡単なのに模様が美しく、しっかりした形ができる質の高い技術だと思いました。

講師の美和子さんとりつ子さんが丁寧に教えてくれるし、少人数だから分からないことがあればすぐに聞くことができます。初めての籠作りは想像していたよりも気に入ったものができて満足。籠作りの奥深さを味わえました。

時間内には終わらなくて、家に帰ってから続きをやって仕上げました。気に入らなくて半分解いてやり直したので6時間くらいかかりました。

大事だと思ったことは、はじめの骨組みの段階で完成の形をイメージして丁寧に形を整えることと、葛のツルの下処理を丁寧に行うこと。

はじめの枠のバランスが作品の見た目に大きく影響するし、蔓をしっかりなめしてしなやかにしておくと、編みやすいし仕上がりも綺麗だなと思いました。

籠作りに興味を持ったきっかけの一つ

1999年横浜美術館で見た「世界を編む展」で購入した本 「バスケタリーの定式」を 久しぶりに手に取りました。籠に興味を持ったのは、これがきっかけだったと思い ます。展示のカタログはもう手放してしまったけれど、この本はなんとなく手元に残していたのは、いつか籠作りに挑戦したいと思っていたからだと思います。

作業のあとは6時間も指先を使ったので肘湯でケアをしました。指先が強張ると感覚が鈍くなって施術に影響するからです。パソコンのキーボードを叩いたり、編み物、縫い物をする方、美容師、調理師、エステティシャンやマッサージ師、など手を使うことが多い方におすすめです。

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