合掌行気法とは?その重要性と効果を解説

こんにちは、東京都文京区の本郷 整体しの原です。野口整体・井本整体ベースの施術とセルフケアで、慢性的な不調の改善、健康な体作りのお手伝いをしています。今回は整体操法の訓練法の一つであり健康法でもある、合掌行気法についての記事です。

目次

合掌行気法は整体操法の基本であり、健康法でもある

ぼくは整体操法の1番大事な訓練が合掌行気法(がっしょうぎょうきほう)だと思っています。合掌行気法が大事な理由は手の感覚を敏感にする訓練だからです。不具合を見つけるため、人の体に触れる仕事なので失礼のないように繊細に触れる感覚を養うためです。

また、末端(手)に気を集めると全身の気の巡りも良くなる健康法でもあります。呼吸に意識を集中するので瞑想の効果もあります。多くの人がスマートフォンで意識が散漫になっているので、イライラしたり集中力がなかったり、不安が多い方にもおすすめです。

合掌行気法の効果【手の感覚が変わる・柔らかくなる】

合掌行気法をすると手の感覚が敏感になり、柔らかくなります。井本整体に入門して3年目くらいから時々手を褒められるようになりました。「すごく柔らかい」とか、「触っただけで良くなりそう」とか、「食べ物みたい」と言われたこともありました。入門したばかりの頃はそんなに褒められたことはなかったので毎日行っている合掌行気法のおかげだと思います。

整体操法は手の感覚で体を調べる

病院はレントゲンやMRI、血液検査など機械で検査をして体を調べますが、整体操法は手の感覚で体を調べます。マッサージのようにコースで決まった場所を揉んだり、お客さんに頼まれた場所をさすったりするのではなく、不調の原因になっている箇所に施術をします。だから体に触れて異常がある場所を見つけないと施術ができないのです。整体操法は観察が8割と言われます。手で触れて異常を発見できる敏感な手の感覚が必要なのです。

手の感覚でわかること:【重さ・暖かさ・硬さ・気】

私たちは感覚に目や耳、鼻や舌などの感覚器に意識を集めることができます。たとえば、書類の誤字脱字を確認するときは目に意識を集中するし、美味しいものを食べるときは味わうことに意識を集中しますよね?それと同じように整体操法をするときは手の感覚、触覚に意識を集中するのです。

だれでも重さを比べたり、肌触りを確かめるときに、手で確認をしたことがあるはずです。触覚には「重さ」、「温かさ」、「硬さ」、「気」を感じ取ります。これらは他の感覚では分かりません。

「気」と言われると怪しげに思われるかもしれませんが、「この人は優しそう」とか、「頭が良さそう」とか、「運動神経が良さそう」とか性格や能力のように、五感では捉えられないものでも感覚で判断するのと似たようなものです。私たちは見えない、匂わない、聞こえないものでも感覚で判断しているし、その判断が当たることは多いのです。気を感じるのはそれに似たようなものだと思います。

合掌行気法の具体的なやり方

合掌行気法は正座で行います。目を閉じて胸の前で手を合わせて呼吸を繰り返します。手を合わせるのはお祈りではなく、手に気を集めるためです。気という言葉はスピリチュアルで怪しげな感じがするので、「感覚」という言葉でもいいと思います。手の感覚に意識を集中する練習方法が合掌行気法です。長さより集中度が大切で、ダラダラ長く続けるよりも5分程度集中して方が良いとされます。

具体的な手順ややり方はこちらの記事をご覧ください↓

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