今日は愛猫スミヲの命日です。
一年前の今頃は毎日、気を通したり蒸しタオルをしたりしていました。
食べなくなったから、病院の先生と相談をして、
無理はしないで、最低限の処置だけをして自宅で静かに看取ることにしました。
奇跡は起きなかったけれど、整体のおかげで苦しみを和らげることができました。
看取るのはこれで3度目です。
これまでは見守ることしかできなかったけど、出来ることがあるのは救いになりました。
最期を看取る2ヶ月は充実した時間でした。
ぼくが大学を卒業して社会に出た年に連れてきてから17年。
遠い昔のような、でもついこのあいだのような、
中学校で働いていて、美術部の部員に猫を連れて帰るから帰りますと伝えたことや、
その日のことは先週のことのようにはっきり覚えています。
初めて一緒に暮らした猫で、連れて来るときは、責任を果たせるか心配だったけど、
全うできたかな。
合格点くれないだろうか。
スミヲはぼくには厳しかったから、ちょっと心配。
蒸しタオルを当てているところ。
こわばりが緩んで毛並みがふわっと柔らかくなる。
気持ち良さそうに静かに受けている。