整体の基本は体をゆるめることと気の流れをよくすることです。
体をゆるめると気の流れが良くなるし、
気の流れが良くなると体がゆるみます。
施術のときに気を通して体をゆるめることもあるし、
手技で硬直をゆるめて気の流れを通すこともるし、
同時に行っていることもあります。
相手の気を引き出すのが整体のやり方で、野口整体では「愉気」、井本整体では「導気」と言います。
術者の気を送り込むのではなくて相手の中に眠っている気の力を引き出すので自分の気が減るということはないと考えられています。
自分がもともと気功とか東洋医学の類は怪しいと思っていて抵抗があったので
気の話はあまりしていないのですが、気は整体の基本にあるのです。
気を言葉で説明するのは難しいけれど、日本語には気のつく言葉がたくさんあります。
気が合う、気持ちがいい、気合を入れる、気になる、元気、無邪気、気配、などなど。
言葉で説明するのは難しいし科学の物差しで証明することはできないけれど、
日常の生活で誰でも当たり前に感じているのです。
ぼくは整体を始めてから気の効果で体が変わるところを見るようになって実感するようにりました。
同じ整体を習っている人でも気を感じていない、信じていない人もいます。
頭で理解しようとする人は感じにくいような気がします。
美味しさを感じるとか、美しさを感じるのと同じようなものです。
先日いらした方に、先生の整体は気功と関係があるんですか?と聞かれたので気について書きました。
気の訓練の教室もそのうちやろうかなと思っています。