大学生のころ太極拳を習ったのが身体に興味を持ったきっかけです。
予備校で知り合った友人の紹介で池田先生を知りました。
大学に入ったらボクシングがやりたいと話をしていたら、ボクシングよりすごい太極拳の先生がいるんだよ、と言うので見学にいきました。全然興味はなかったのだけれど、中国武術に興味がある別の友人に誘われて着いて行ったのですが、自分の方がハマってしまいました。
池田先生との出会いは自分にとって大きな出来事で、身体のことだけでなく純粋に武術に取り組む姿勢や、あえて中国服ではなくてポロシャツにジーンズでやっているところ、そういう美意識に共感を持っていました。1、2年しか通えなかったけど、あの頃教わった体の使い方は今も整体をする時でも、日々の暮らしの中でも思い返すことがあります。
整体の勉強を始めることにしたときに、また池田先生のところにしばらく太極拳を習いにいきました。
整体を身につけるには体の使い方が重要だと思ったからです。
習っていた頃から十年以上が過ぎて、池田先生は還暦を超えていたけれど、動きはあの頃より滑らかで、ますます達人になっていて体の可能性と太極拳の奥深さを改めて感じました。
太極拳を通じて、私たちの体はもっと可能性を秘めていて十分に活用できていないことを知り、ますます身体に興味を持ちました。
あれから野口体操、太氣拳、ブラジリアン柔術とか、色々興味を持って見にいきました。
整体操法(井本整体、野口整体)との出会いはその延長にありました。