整体修行日記⑦【自由が丘浜田整体・研究会】

整体操法の修行を始めて10年目。これまでの修行や日々の実践を振り返り、実体験を通して感じた、整体操法の魅力や奥深さをお伝えしていきます。

井本整体や野口整体に興味のある方はもちろん、日々の健康管理やセルフケアに関心のある方々にとって、少しでも役立つヒントになれば幸いです。

目次

野口整体を学ぶ場所探し

※この文章は『整体修行日記⑥』の続きです。まだお読みでない方は、宜しければそちらも。

野口整体を学ぼうと思い、教えてくれる場所を探してみましたが、当時はなかなか見つかりませんでした。

自分に知識がなかったし、探し方も良くなかったとは思いますが、野口整体を教えている場所は少ないのです。

本を探しても、野口晴哉氏の本は色々ありますが、多くは思想的な内容で、整体操法の技術について解説した本は見つけられませんでした。

臨床家のための整体操法入門

これから整体操法を身につけ、仕事にしたいと思っていました。だから今、実際に整体操法を実践して仕事にしている人が書いた本を読んでみたい。

そこで出会ったのが、浜田貫太郎先生の『臨床家のための整体操法入門』でした。

野口晴哉氏のストーリーや哲学ではなく、具体的な整体操法の技術について書かれている、ぼくが読みたかった本でした。

ネットで調べて、自由が丘浜田整体のブログも見つけました。

ブログには「ファッションセンスのない男のファッション講座」と「手技講座」の募集がありました。変わったことをしている、と思いました。

他の記事も読んで特に目に止まったのがこの記事。以下抜粋。

「〜野口晴哉個人にはそれほどの興味がないのだ。野口晴哉のファンは毒にも薬にもならない野口晴哉の伝説ばかりにこだわるが、物語よりも具体的な技術が、方法が重要である。 野口整体というくらいだから野口晴哉にこだわって当然なのだが、そこが野口晴哉の弟子たちの失敗だったと思う。技術者ならば、人ではなく具体的な方法にこだわってそれを残すべきだったのだ。今日整体操法が失伝しつつあるのはそのせいだ。〜」

この記事に、ぼくはすごく共感しました。野口晴哉氏の伝説や哲学は、彼の身体と技術から生み出されたものです。だから言葉だけを借りて、語り伝えるのは違うのではないかと思うのです。

ぼくは野口晴哉氏でも井本邦昭先生でもないのだから、技術と身体を通して出てくる自分の言葉で整体をしなければならない、と思っています。

浜田先生に会ってみたいと思いました。

研究会に入会

ファッション講座が面白そうですごく心惹かれたのですが都合が合わず、手技講座に参加しました。

野口整体の手技には、井本整体と共通する型も、違う型もありましたが、基本的な体の使い方や考え方は通じています。活元運動や愉気など井本整体にはないコンテンツも興味があり、研究会(※現在は休止中、のようです)に入ることにしました。

井本整体に入門するまでの一年間、ここで練習しようと思っていたのですが、とにかく楽しかったから、結局コロナ禍で休止になるまでお世話になりました。

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