合掌行気法のやり方:野口整体と井本整体の違い

こんにちは、東京都文京区の本郷 整体しの原です。野口整体・井本整体ベースの施術とセルフケアで、慢性的な不調の改善、健康な体作りのお手伝いをしています。今回は整体操法の訓練法の一つの合掌行気法についての記事です。健康法としての効果もあるので整体操法をしない人にもオススメです。

目次

合掌行気法の型について(野口整体・井本整体)

合掌行基法(がっしょうぎょうきほう)とは、手に「気(き)」を集めるための訓練方法です。ぼくは井本整体と野口整体の合掌行気法のやり方を学びました。二つの型の違いを解説します。

①合掌行気法の型と呼吸

①野口整体の合掌行気法

野口整体の合掌行気法は中心を作りやすいことが特徴です。手を合わせることで体の軸ができて姿勢が整います。気を巡らせるためには呼吸が大切です。そして、姿勢が悪いと深い呼吸ができません。だから良い姿勢を作るがとても大切です。合掌の姿勢は良い姿勢を作る効果があります。手を構える位置が高いと、肩と眉間に力が入りやいので注意してください。

手順

  • 正座をします。膝の間は自分が楽に呼吸ができる幅に開きます。
  • 眉間に力が入らないように優しく目を閉じて、
  • 胸の高さのあたりで手のひらを合わせます。肩が力まないように注意。
  • 指先から下腹まで息を吸い込んで指先からはきだすイメージで呼吸を繰り返します。

②井本整体の合掌行気法

井本整体の型の良い点は気の感覚を感じやすいところです。手と手の間が空いている方が気を感じやすいと思います。ぼくは「気」について信じていませんでしたが、井本整体の合掌行気法をして、手に気が集まる感覚をすぐに感じることができて気の感覚を信じるようになりました。

手を構える位置が低いので肩が力みにくいののもいいところです。手を合わせる方よりも姿勢が崩れやすくなるけれど、膝をしっかり広く開くと腰に力が集まるので安定します。

手順

  • 正座をして、目を閉じて、おへその前あたりで手のひらを向かい合わせます。
  • 手のひらの間隔は拳一つ分程度、角度は水平か、やや上向に構えます。
  • 互いの手のひらの温度を感じるように手の感覚に意識を集中してください。指先から冷たい空気を大きく吸い込んで、手のひらで温めて、また指先から温かい空気を出すようなで行います。イメージしてください!

②気の感覚を高める

合掌行気法の呼吸をしばらく行っていると手のひらにむずむずする感じやピリピリする感じ、温かい感じやスースーする感じが現れます。その手のひらに現れた感覚をしばらく味わいます。これが気が集まる感覚です。

  1. 手のひらの間を狭めると、気の感覚をもっと感覚を強く感じます。
  2. 手のひらの間の気の感覚を充分感じたら、手の間をゆっくりと離したり近づけたりします。離すときは引き合うような感覚、近づけるときは反発するような感じがします。はじめは拳程度の幅から。少しづつ間隔を広げてどこまで気の感覚を維持できるのか確かめます。離れ過ぎて感じられなくなったら、感じるところまで近づけてもう一度繰り返します。

③気の感覚を確かめる

気の感覚を高めたら、左手の指先を右手の手のひらに垂直に向けて、右の手のひらに「の」の字を描くように小さく回します。手のひらで感じにくい方は手首に指先を向けて感じてください。手首の方が感じやすいと思います。しばらく行ったら左右を替えて同じように行います。他の人の手に向ける方法もあります。

④終了する方法

  • 始めたときの型に戻します。
  • 指先から下腹に大きく息を吸い込んで、こらえて
  • 右目→左目の順に開きながら鼻からゆっくりと息を吐きます。
    ※合掌行気法の後は感覚が敏感になるので、心臓から遠い右目から開けることで刺激から体を守る意味があります。

まとめ

以上が合掌行気法の具体的な手順になります。合掌行気法のポイントは姿勢(型)です。姿勢が悪いと、知らないうちに無駄な力が入ってしまいます。無駄な力が入っていると呼吸が浅くなります。呼吸が浅いと気の巡りが悪くなります。合掌行気法は気の巡りがよくなるので健康法でもあります。ぜひ試してください。

合掌行気法の効果や概要はこちらの記事をご覧ください。↓

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