賢治の農学校・籠編みワークショップ3回目【素材集めと縄綯い】

こんにちは、東京都文京区の本郷 整体しの原です。野口整体・井本整体ベースの施術とセルフケアで、健康な体作りをサポートしています。今回は趣味の話。先日、3回目の籠編みワークショップに参加してきた話です。

3回目は午前中は農学校の近辺で素材探し、午後は様々な素材での縄綯いをしました。天気予報が雨だっとので心配だったけど素材探しの時はちょうど晴れていたし、山の中の雨もなんだか気持ちが良くて、むしろ今日は雨で良かったと思うくらいでした。

目次

素材探し

午前中は講師の美和子さんとりつ子さん参加者全員で一緒に農学校の周囲を歩きながら、使える草の名前を教わったり、使い方を教わりました。

ヘクソカズラやクズ、アオツヅラフジ、茗荷、カラムシ、シダ、筍の皮など、様々な素材が農学校の近辺に生えていました。写真ではなく実際の植物を見て、触れることができたのが良かったです。身の回りの素材で作れるようになりたくてこのワークショップに参加を決めたのでやっぱり来てよかったと思いました。(覚えることに夢中で写真を撮り忘れてしまいました)

使えるものを教えてくれるのですが、使えるのかどうかを聞かれたときに美和子さんは「使えない」とはっきりいうことはなくて、「試してみて」と言います。そして発見したことを持ってきて共有しましょうと言います。

美和子さん自身も新しい素材をいつも探しているし、ぼくもやっぱり自分で扱って発見することが大事だと思っているから、そういうところもこのワークショップのすごく良いところだと思います。

カラムシの下処理

素材探しの後は、カラムシの皮の剥ぎ方を実演してもらい、自分たちも実際に挑戦しました。先端の柔らかい部分をもいで、根本を折ると簡単に皮が剥がれます。

縄を綯うときは下茹でする程度ですが、もっと手間暇をかけるとカラムシの繊維から糸を取ることができるそうです。昔から様々な用途に使われてきたそうで、戦時中に八王子近辺では軍服を作るために多く栽培されていたこともあるので、今でも多く自生しているそうです。

カラムシの皮で作った縄。

色々な素材で縄を綯う

午後は用意してくださった素材で縄を綯いました。竹の皮、シュロの葉、とうもろこしの皮、茗荷の葉、杉の皮の切れ端を使いました。

竹の皮の縄

一度作ったことがある。前回は水に浸しすぎてびしゃびしゃの状態で作ったので、乾いたらスカスカになってしまった。今回は水を漬け過ぎにちょうどいい感じで作ったから締まった感じで仕上がった。ちょっと硬いけど、丈夫だし手に入りやすいので何か作ってみたい気がする。ただ繊維の太さが揃わないので太さを均一に仕上げるのが難しいかも。

シュロの葉

硬いからちぎれにくいし、葉が長いので太さが均一だから仕上がりの太さにムラが出ないのが良い。太さを揃えるのに手間がかかるのが結構ストレスだから、たくさん手に入るならこれで何か作ってみたい。丈夫そう。

茗荷の葉の縄

庭に生えているので葉を摘んで2分ほど茹でて(色が変わる程度でいいらしい)乾かして下準備。

一枚を2枚に割いて葉脈を外しして作ったもの。カラカラでシワシワなので葉脈を取りにくかった。もう少し水に濡らしてからのほうが良かったのか?茗荷の葉は今まで扱ったどの素材よりもふわふわして柔らかくて綯いやすいし、作業自体になんとも言えない気持ちよさがある。

葉脈を外さないで、一枚ずつ作ったもの。美和子さんはこの方法でふわりと柔らかく綯うのが好きだそうだ。葉脈を外す手間がないのがいい。茗荷の葉は柔らかいので強度は弱いけど、青い葉で作ると色がきれいなので好きだと聞いて、装飾向きだなあと思った。装飾用の縄と言えばしめ飾りだ!と思って三縄を作った。小ぶりで色鮮やか可愛い。

三つ縄といえば太いのが好きなので、4、5枚まとめて束にして三縄を作りました。稲藁で作るのとは違う雰囲気で良いです。小さいのが作りたいと思っていたけれど、稲藁よりこっちの方が作りやすい。手に入りやすいし、要研究です。

三つ縄の制作プロセスです

個人的テーマ太さを揃える

ぼくは今回は縄の太さを揃える練習がしたいと思っていました。縄を綯うときにどうしても太さが揃わないからです。講師のりつ子さんに教えてもらって練習しました。

やっぱり細くなってきたら材を足して太さを調整する、太さを見ながら少しづつ足しながら作るのでした。裏技や簡単テクニックはありませんでした。やっぱり地道な作業を丁寧に身につけるってことですね。やり方がわかったので前に進みます。

全体を通じて、技術を磨くためには定期的な練習が重要だと再認識しました。次回もさらに上達を目指して頑張りたいと思います。

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